赤ちゃんの異常を見分けるポイント
赤ちゃんの様子がおかしいと思ったら、機嫌、体温、便・尿や体重の増え方、ミルクの飲み方などを観察して、いつから、どんな症状がはじまったかをあらかじめメモしておきましょう。
1ヶ月までの赤ちゃんは、外界の温度に左右されやすく体温が上昇することもあります。
熱が37.5℃以上ある時は室温や着ている物の枚数もチェックしてみましょう。
 体温・体重・症状などをメモしておきましょう。

どうしよう? こんな時
黄  疸
生後2週間以上続き、だんだん黄色さが増したり、便が白っぽい時は医師の診察を!

下  痢
下痢便のほか、機嫌が悪い、吐く、熱がある、お乳を飲まない、元気のない時は医師の診察を!
※おむつについたままの便を持っていって診てもらうのがよいでしょう。

便  秘
2〜3日に1回の排便でも、お乳の飲みがよく、機嫌のよい場合は大丈夫。

【対策】

 1.

お腹を「の」の字にマッサージする。

 2.

砂糖湯を飲ませる。

 3.

肛門を刺激する(綿棒にオイルをつけおしりの穴に2cm程入れたり出したりして刺激する)。

それでも便が出ず、お腹がはっている、お乳の飲みが悪い、お乳を吐くような時は 医師の診察を!
また、便の色が白い、黒い、血が混じる時も医師の診察を!

発  熱
赤ちゃんでは37.5℃ぐらいまでは、大部分が正常の範囲に入ります。
発熱がある時は、湯ざまし、母乳、粉ミルクをたっぷり与えます。
もし、ぐったりして顔色が青い、くちびるが紫色、手足が冷たいときは、すぐに医師の診察を!

吐き気、嘔吐
授乳後、口角よりダラダラと溢乳したり、ゲップと共に吐く場合は、飲みすぎによりおこることがあります。
しかし、嘔吐に発熱を伴ったり、苦しそうにしたり、何度も嘔吐を繰返す場合は医師の診察を!

発  疹
長く続く場合や膿をもつ場合や広がる場合は受診しましょう。

【あせも】
赤ちゃんは、大人の2倍も汗をかきます。
汗を出す穴が詰まったりして、汗が皮膚の角質層にたまると、あせもになります。
お風呂できれいに洗ってあげましょう。


【乳児湿疹】

マユ〜頭によくできる湿疹で、ひどくなると黄色のカサブタのようになります。
石けんでよく洗ってあげましょう。
とれにくい時は、お風呂の前にベビーオイルを塗り、その後石けんで洗うときれいにとれます。
おむつかぶれ
布おむつ、紙おむつを問わず、おむつをまめにとり替えない場合や赤ちゃんの肌が清潔でない場合に、おむつかぶれが発生しやすくなります。

【対策】

 1.

拭く際にはこすらないで押さえて拭く。
 2.
便のあとお湯でお尻を洗ってあげる。
 3.
よく乾燥させてからオムツをあてる。
ひどくなった時は医師の診察を!





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